何か伝えたい時はアイコンタクト。
______________________
<潜水服は蝶の夢を見る>
/Julian Schnabel
ジュリアン・シュナーベル監督作品。
現代美術作家としてあまりにもポップなだけに、
なんだか足が遠のいていましたが、しまった!
とてもセンスがいい映画でした。
ELLE誌の編集長として活躍していた男性が
突然ロックト・イン・シンドローム
(脳梗塞による全身麻痺)に陥り、
唯一動く、左目の瞬きによるコミュニケーションだけで
自伝を書き上げたという奇跡的な実話。
海の底に沈んで行くかのような、全く動かない体。
一方、“想像力”は蝶のように自由にはばたいていく。
すべてがまどろむような色彩で描かれています。
この映画は死と対峙するための美しい装置なのかも。
オフィシャルサイトはこちらです。