毎回、寝姿に親バカを実感。
しばらく見入ってしまいます。
_____________________
<写真力>
90年代の初頭、ファッション学校の学生にとって、
スター写真家といえば、ニック・ナイトやモンディーノ、
マリオ・ソレンティー、ピーター・リンドバーグ、
サエグサ・サトシなどなど。
ヨーガン・テラーでさえ、当時はクーデルカから影響されたような
焼き込んだモノクロの作品を撮ってました。
そんなスタイリッシュな写真をほれぼれと見ていたとき、
突如刊行されたニック・ワプリントンの初写真集"Living Room(91年)"。
イギリスの労働者階級家族の日常。
一切気取り無し、生活感丸出し。
しかし、その完璧な構図とあたたかい色調と、
ポジティブな視点(なんといってもこれが好き)がすごい!
かなりの衝撃でした。
このあと、“ドレスダウン”という言葉が写真の間でも流行りましたが、
先駆けだったのかもしれません。
とにかくいつ見てもいい!
写真が撮りたくなる写真集です。