人の時間に置き換えるのはナンセンスかもしれないが、
まこにとっては30年以上ぐらい前のことだ。
まこも若い頃はぶいぶい言わせていた(のか?)。
よく走り回っていたし、食いしん坊でしおん分のごはんを奪ったり、
たくさん遊んであげても、いつも遊び足りない様子だった。
当時まこは3歳半(推定)だったので当然だろう。
そんなまこも今年の夏で10歳(推定)になる。
人でいうと、50〜60代という説もあれば、
70代という説も。
いまだに、朝は家中を点検してまわったり、
知らないものに興味を持ったり、
紐やおもちゃではしゃいだり、
出迎えの際は階段を駆け下りてくるので、
おばあちゃん猫、と呼ぶのには早いかもしれないけれど、
すでにりっぱなシニア猫。

(おばあちゃん顔はもとから)
人より猛スピードで歳をとっていく
猫達の未来を考えていたら、
いつの間にか部屋の中でおいおい泣き出してしまい、
びっくりしたしろたろが寄って来て、
涙を舐めてくれた。
相方には「そんなんじゃ猫が心配するよ」と呆れられ、
床の上でまったりと寝ていたまこは
いきなり起き上がって、前足を揃えてしゃっきっと座り、
「大丈夫か」と言った顔でこちらを見た。
しっかりしなきゃ…。
(えいたは爆睡してました)