


ウザ…。
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<夏の日のフラニー、夏休みのフランキー>

(上)夏の黄昏(結婚式のメンバー)/カーソン・マッカラーズ
回りは開放されて見えるのに、
自分だけ何かに捕らえられ、
取り残されていると感じる12歳のフランキー。
20代の、30代、40代、50代、
いや60代の人の中にだって、
フランキーの焦燥感は潜んでいる。
(下)フラニーとゾーイ/J・D・サリンジャー
読んだのはもう30年近くも前のこと。
こちらはすっかり歳をとってしまったが、
フラニーはずっと10代のまま。
そして今だに時々話しかけてくる、
「金銭だって、品物だって、教養だって、
知識だって、それを蓄積してどうなるの?
何の違いがあるの?」