
短毛の兄弟猫は2匹そろって寒がりです。

特にしろたろの方。
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<モノクロ気分>

動くな、死ね、甦れ! /ヴィターリー・カネフスキー(1989年)
ユーロスペースにポスターが貼ってあるのを見て、
何年ぶりだろう、この映画のことを思い出しました。
映画そのものにガツーンと殴られて、
その後遺症として、言葉では語り尽くせない
煌めきや残酷さを反芻する。
しばらくは起き上がれない映画です。
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白いリボン/ミヒャエル・ハネケ(2009年)
閉塞的な村で次々と起こる不可解な事件。
画面構成があまりにも美しい上、
ミステリー好き魂にも火を点けることになり、
映画館で見た後、数日は家の夕食時の話題となりました。

厳格なキリスト教的背景もあり、謎解きはなかなか進みません。
犯人像を想像する時、村人と同じように
疑心暗鬼に陥る自己のダークサイドと
向き合うのもまた面白い。
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アーティスト/ミシェル・アザナヴィシウス(2011年)
トーキー映画の到来でスターになった若い女優と
忘れ去られたサイレント時代のスターとのラブストーリー。
セリフは全て字幕、20年代風のファッションも粋で、
当時の雰囲気を楽しめます。
最後のタップダンスのシーンでは
無性にフレッド・アステアの映画を観たくなりました。

これがきっかけで古い映画に目覚める人も多いかも。
それにしても、主人公の飼い犬が可愛すぎ!